2013年10月11日金曜日

日本をドライブ5

岡山県の国宝の1つ、旧閑谷学校講堂です。
岡山藩主池田光政が1670年に庶民の為の学校として開かれ、
日本最古の学びの場として現在でも研修施設として利用されています。
 
 
備前焼の窯変瓦が周囲の風景に映えとても美しく、
どこから見ても割れている物やずれているものは一切無く、
300年経った今、いかに軸組や下地の施工技術が良かったか分かります。
 
 
講堂内部の床板は漆が塗られ、周囲の花頭窓より入る光が鏡のように反射します。
電灯が無い時代の建築はどこに行っても光の取り込み方が綺麗です。
江戸時代より磨き続けられた床板と、いつまでも寸分と狂わない選び抜かれた材料、
そしてそれらを最大限に引き出す施工技術は素晴らしいの一言につきます。
 
閑谷学校は紅葉の名所でもあり、ライトアップもされます。
見頃は11月10日前後です。
 
大人400円・小中学生100円です。
 
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